士業の起業準備に必要なものはまず事務所をどこにするか決めなくてはなりません。
自宅以外の場合には購入又は賃借手続きをする必要があります。
ほとんどの場合には駐車場の確保も必要です。
次に個人事務所にするか、法人事務所にするか決めます。
個人の場合には比較的簡単ですが、法人の場合には発起人を選定し、総会を開いて定款を決め、法務局に登記する必要があります。
いずれにしても事務所の住所と、事務所名を決めておかなければ登記できません。
士業ですとたいがい各県毎の士業団体があり、法律によって登録義務があるのが普通です。
登録をすますといよいよ開業ですが、電話、FAX、パソコン、プリンター、スキャナー、デスク一式、書庫、物入れ等はどのような業種でも必ず必要となります。
事務所印、代表社印、資格者印を造ること、メインバンクを決め専用口座を作ることも必要です。
経理は自分で行うのか専門家に頼むかも決め、自分で行う場合には必要なソフトを購入し、専門家に頼むには顧問先を決めて契約する必要があります。
確定申告の際に青色申告を行う場合には決算の1年前に税務署に届けておく必要があります。
こうしていよいよ事務所を開業すると、多くの場合には顧客となる可能性のある人達に挨拶回りをしなくってはなりません。
個人や会社はもとより、市町村、県などにも出向いて顔を売り込むことが必要です。