オリジナルブランドを立ち上げるためにはどんな準備が必要?

起業のお悩み  |

ショッピングバッグを持つ女性

ファッションデザイナーとして企業に勤め、いずれは独立をして自分のブランドを立ち上げたい、と目標を立てている人もいると思います。
では、実際に独立をしてブランドを立ち上げるとなった時、どんな準備が必要か知っていますか?今回は、起業の仕方についてご紹介します。

ブランドとして起業するためには開業申請が必要

個人事業主として開業をする場合、開業届を提出する必要があります。
最寄りの税務署、または国税庁のホームページから「個人事業の開業・廃業等届出書」という書類を取得し、開業後1ヵ月以内に提出をしましょう。
正式に開業をした時期があいまいで、「1ヵ月の期限を過ぎてしまった…」という方もいると思います。
もし、1ヵ月以内に提出ができなかったという場合は、税務署に確認をするようにしましょう。特に罰則があるというわけではありませんが、申請前の所得については控除が受けられる「青色申告」は認められません。納税にも関わることなので、早めに出しておくと安心ですね。

独立後の働き方

独立直後は、すべての業務を自分で行う場合がほとんどです。
デザインに専念できるというわけではなく、マーケティングやPR、事務処理など、経営者としての業務も自身で行わなければなりません。他にも、オンラインショップを運営する場合は、ウェブサイトの運営スキルなど、デザインや服飾の技術以外にもさまざまなスキルが求められます。
しかし、自分の希望やスケジュールに合わせて働くことができるので、自分のペースに合わせて働きたい人にとっては理想の働き方でしょう。

ファッションデザイナーとして独立をするまでに身に付けたいこと

服に囲まれている女性の写真

独立をする上で、ファッションデザイナーとしての高いスキルは何より重要です。
デザイナーとして自身がどんなことができるのかを証明するためにも、資格の取得はしておきたいです。
例えば、色彩に関する幅広い知識が身につく「カラーコーディネーターの資格」や、デザイン画を元に型紙を起こす技術が身につく「パターンメーキング技術検定」などはデザイナーの基本として取得しておきたい資格です。
また、デザイン以外の業務も一人でこなすことが求められるため、マーケティングなどのビジネスに必要なスキルが学べる「ファッションビジネス能力検定」もおすすめの資格です。

独立をするまでのスキルの磨き方

ファッションデザイナーとしてのスキルの磨き方はさまざまで、未経験から企業に就職し働きながらスキルを身に付ける方法や、独学で学びフリーランスとして経験を積む方法などがあります。どちらの方法も不可能ではありませんが、着実にスキルと経験を積み独立を実現させるのであれば、ファッション系の専門学校へ通うことをおすすめします。東京モード学園では、「アントレプレナー(起業家)制度」があります。卒業後、独立をしたい、ブランドや会社を立ち上げたいという学生の起業意欲に応えて、実際に働いているプロや専門家を交え、起業に向けた事前準備のアドバイスを受けることができる制度です。実践的な指導により、独立するための力を発揮できる人材が育ちます。

将来独立を目標としている人は、ぜひ進学先の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?

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